浴衣姿でスーパーボールすくいを楽しむ子供=1日午後8時、鹿児島市清水町の八坂神社
鹿児島の夏の風物詩・六月灯が1日、鹿児島市清水町の八坂神社を皮切りに始まった。梅雨が明け、蒸し暑い日が続く中、境内は涼しげな甚平や浴衣姿の家族連れらでにぎわった。
境内には綿あめやヨーヨー釣りなどの露店が17店並んだ。同市の坂元台小1年の溜琥珀さんと母あすかさん(40)はかき氷を手に、「六月灯のにぎやかな雰囲気が好き。本格的に夏が始まったと感じる」と笑顔を見せた。
再建を進めていた朱色の大鳥居も同日、お披露目された。同神社と関わりの深い夏の伝統行事「おぎおんさぁ」の二番みこしがくぐり初めをし、完成を祝った。岩切一真宮司(32)は「ようやくこの日が来た。すてきな景色になった」と感慨深げだった。
六月灯は8月まで県内各地で開かれる。