(資料写真)2022年6月の参院選の出陣式で拳を突き上げる有権者ら=鹿児島市
参院選公示の3日、鹿児島選挙区(改選数1)に立候補を予定する4人はいずれも鹿児島市で第一声を上げる。物価高への対応が大きな争点となる中、17日間の論戦がスタートする。
自民党公認で国政復帰を目指す元参院議員の園田修光氏(68)は午前9時に鹿児島市浜町のかんまちあで出陣式。衆参約10年の経験を生かした即戦力と政権の安定を訴え、塩田康一知事らも応援演説する予定。午後は指宿市、南さつま市など南薩でも出陣式を開く。
立憲民主党が推薦する無所属新人の尾辻朋実氏(44)は午前9時から鹿児島市加治屋町の歴史ロード維新ふるさとの道、午後1時から薩摩川内市の川内駅西口で出発式。食料品消費税率0%の実現などを天文館や日置市などで訴える。式後は選挙カーで各地を巡る。
参政党新人の牧野俊一氏(39)は午前11時から鹿児島市山下町の選挙事務所で出陣式。11時半から山形屋前で街頭演説に臨む。午後は選挙カーで同市や姶良市を回り、3時半からは趣味のアドベンチャーレース参加のため北海道に向かい、約4日間選挙区を空ける。
政治団体「NHK党」が擁立する新人の山本貴平氏(50)は、午前10時ごろから県庁前でマイクを握る。外国人の不法滞在、NHKの受信料制度を中心に、聴衆の雰囲気に合わせて話すテーマを組み立てる。夕方は鹿児島中央駅前でビラを配り、認知度向上を図る。