住民の避難状況について話す久保源一郎十島村村長=6日、鹿児島市の十島村役場
鹿児島県十島村の久保源一郎村長は6日午前に会見を開き、悪石島に残る住民らに向けゼリーや経口補給液、缶詰などを7日に届けると明らかにした。ただ、村営船が運航していることもあり、住民からは支援物資の要請は特にないという。また、5日に鹿児島市のホテルに避難した住民5人と面談したと報告。健康状態は全員良好で、「安心して眠れた」「まだ疲れがとれない」といった感想があったと説明した。
午後には、震度5強の2度の地震を受け臨時会見を開催。「震度5強の地震が続き心配したが、住民と施設等も無事でまずは安堵の気持ち」と答えた。その後の取材に、第3陣の避難は現在未定とし「全島避難となれば、災害が起きた時なので想像したくない。ただ、体制はすぐにとれるように自衛隊など関係機関と連携をとっている」と話した。