演説する立憲民主党の枝野幸男最高顧問=10日、霧島市国分府中町
立憲民主党の元代表、枝野幸男最高顧問は10日、霧島市で街頭演説した。農家への所得補償制度の充実を掲げ「地方や1次産業の声をしっかりと政治に伝えなければならない」と語った。
現在も続くコメ不足問題に言及し「農家が損をせず稼げる構造でなければ、高齢化で農家が減り後継者も育たない」と指摘。1次産業を守るために新たな直接支払い制度を提案し、地方分権の推進や中小零細企業に基盤を置いた経済政策の実現を訴えた。
32年間の国会議員経験を踏まえ「自民党は変容し、地方を切り捨て、都市部に光を当てる弱肉強食の政治になった」と述べた。参院選の応援で訪れ、同日は湧水町と姶良市でも演説した。