過重な長時間勤務で脳出血、後遺障害残る―鹿児島市教委が公務災害の元職員に7300万円支払い和解 鹿児島地裁

2025/07/15 16:19
 鹿児島市教育委員会の元職員が、過重な長時間勤務が原因で脳出血になり後遺障害が残ったとして市に損害賠償を求めた鹿児島地裁の訴訟は、14日和解が成立した。

 元職員は市教委の指導主事だった2020年7月、勤務中に脳出血で緊急搬送された。22年3月に公務災害認定された。

 市教委によると、和解条項には市が損害賠償金7300万円を支払うほか、職員の勤務時間の適正化や健康管理に努めることが盛り込まれた。市教委は元職員が在籍していた部署を2人増員しており「業務内容の見直しやデジタル化による負担軽減などを通して、再発防止に努める」とした。

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