〈資料写真〉海自鹿屋航空基地
海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿屋市)は16日、後輩隊員にセクハラをしたとして、第1航空群司令部の尉官を停職6カ月の懲戒処分にした。詳細な階級や年代、性別は、個人が特定される恐れなどがあるとし、明らかにしていない。
広報室によると、尉官は昨年8〜10月、所属部隊の後輩隊員に対し、通路をすれ違う際に抱き付いたり、トレーニング中に体に触れたりするなどして、精神的苦痛を与えた。隊員が10月以降、上司に申し出て発覚した。尉官は「自衛官の倫理にもとる行為であり、深く反省している」と話しているという。
大西哲群司令は「隊員がこのような不祥事を起こし申し訳ない。再発防止に向けて教育や服務指導を徹底する」とコメントを出した。