温泉供給配管損傷のため臨時休業した霧島市霧島温泉健康増進交流センター「神乃湯」=11日、同市霧島田口
霧島連山・新燃岳の噴火で堆積した火山灰が川に流れ、損傷した霧島市霧島田口の温泉管について、市は16日、8月上旬にも復旧する見込みだと発表した。休業している市営の霧島温泉健康増進交流センター「神乃湯」も復旧次第、再開する予定。
温泉管の損傷で、神乃湯をはじめ、宿泊施設や病院を営業する24施設、共同浴場6施設、足湯2施設、家庭向け232世帯に温泉が供給できなくなっている。市は仮復旧工事に向け、補正予算で3000万円を追加。約3週間かけて、傾斜の少ない別の場所に管を仮設するとしている。
市や集落が管理する水道で、唯一断水が続いていた霧島自治会地区24世帯は16日断水が解消した。県管理の高千穂河原は断水が続き、市は給水車を配置した。