新燃岳、噴煙最大1500メートル 15日からの連続噴火止まず 火口から2キロは火砕流に警戒 降灰は宮崎・小林市方向へ

2025/07/17 22:34
上空から撮影した新燃岳火口付近=15日午後(国土交通省九州地方整備局提供)
上空から撮影した新燃岳火口付近=15日午後(国土交通省九州地方整備局提供)
 霧島連山・新燃岳は17日午後10時現在、15日午後から始まった連続噴火が続いている。鹿児島地方気象台によると、17日午前9時27分に噴煙が最大1500メートルまで上がった。噴煙量は中量で、北に流れた。大きな噴石の飛散や火砕流は観測されていない。

 17日午後以降は噴煙が雲に隠れ、高さや流れた方角を確認できていない。噴火が続いた場合、18日は宮崎県小林市や高原町などで降灰が予想される。

 気象台は15日、山の北側の山麓で1日あたり1600トンの火山ガスを観測。7日の900トンより増えた。噴火警戒レベル3(入山規制)を継続し、火口から3キロの範囲で大きな噴石に、2キロの範囲で火砕流に警戒するよう呼びかけている。

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