霧島国際音楽祭の開幕を飾る「キックオフコンサート」=18日、鹿児島市の県庁
第46回霧島国際音楽祭の開幕を飾る「キックオフコンサート」が18日、鹿児島市の県庁で開かれた。テノールの迫力ある歌声や電子ピアノの華麗な調べが会場を包み、約300人の観客を魅了した。
県庁2階に設置された舞台に、テノール歌手の西村悟さんとピアニストの石野真穂さんが登場。「マレキアーレ」をはじめカンツォーネメドレーやマスカーニの「アヴェ・マリア」など計8曲を楽曲の解説も挟みながら披露した。西村さんは観客に近づいて声量を実感してもらうパフォーマンスもみせ会場を沸かせた。
妻と毎年訪れているという鹿児島市の植村靖さん(64)は「歌声が心に響き、いろいろな曲目もあって楽しめた。他の公演にも行ってみたい」と笑顔をみせた。音楽祭は8月3日まで。霧島市のみやまコンセールを主会場に県内で約40公演が予定されている。