高齢女性がはねられたとみられる現場=18日午後10時半すぎ、鹿児島市の天文館
鹿児島市の天文館で18日夜、女性が車にはねられ意識不明の重体となり、運転手が現場から立ち去ったひき逃げ容疑事件について、鹿児島中央署は19日、女性の身元が同市郡元1丁目、職業不詳の女性(75)と判明したと発表した。女性は病院に搬送されたが間もなく死亡した。頭部などを負傷しており、死因を調べている。同署は道交法違反(ひき逃げ)の疑いで捜査している。
同署によると、現場は天文館通電停近くの電車通り沿いで、天文館から鹿児島中央駅へ向かう片側3車線の直線。女性は真ん中の車線上に出血し転倒していた。はねられた場所は車道で、横断歩道上ではないとみられる。容疑車両のブレーキ痕の有無や後続車両と接触したかどうかなどを調べている。
事件を巡っては、18日午後8時5分ごろ、鹿児島市呉服町の県道で「車と高齢女性がぶつかった」と通行人から110番があった。