支持者を前に、支援への感謝を述べる牧野俊一さん=20日午後8時50分、鹿児島市山下町
参政新人の牧野俊一さん(39)は党への追い風に乗り票を伸ばしたが、及ばなかった。開票と同時に対戦候補の当選確実が報じられたのを受け「そこまで差がついたのかと残念。力不足で申し訳ない」と鹿児島市山下町の事務所で悔しさをにじませた。
4月の立候補表明後、医師として勤務を続けながら活動した。県内の地方議員や党員らがサポート。交流サイト(SNS)での情報発信にも力を入れた。
「減税と積極財政の両立」を打ち出し、「国民一人一人を大切にする政治に変えよう」と繰り返し訴えた。街頭演説の聴衆は日に日に増え「支援の輪の広がりを実感した」と振り返る。
今回初めて選挙に挑戦した。今後の活動について「何らかの形で政治に関わり続けていく。国民の声を国政に届ける立場になりたい」と話した。