釣り中に転落で男性1人行方不明 鹿児島県内7、8月の海難事故 海保「ライフジャケット着用し、いつ帰るかを伝えることが重要」

2025/09/05 11:00
 第10管区海上保安本部は4日、夏季(7月1日~8月31日)の海難事故発生状況を発表した。鹿児島県内のマリンレジャー中の事故者は前年比4人減の6人で、釣り中に海中転落したとみられる男性1人が行方不明になった。前年は死者2人だった。

 ライフジャケットとシュノーケルのいずれかしか着けていなかった3人が、遊泳中に自力で浜に帰れなくなる事例もあった。

 船舶事故は15隻(前年比5隻減)。うち貨物船・タンカー7隻が火災を起こしたり岸壁などへ衝突したりした。プレジャーボート5隻で燃料不足やエンジントラブル、漁船・旅客船3隻が運航不能になるなどした。

 10管交通部の金谷英明安全対策課長は「プールと同じ感覚では事故に遭う。ライフジャケットを着用し、連絡手段を確保して。釣りに行く際はいつまでに帰るか周囲に伝え、複数で行動することも大切だ」と話した。

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