カチューシャを着け、誕生日祝いのケーキを前に笑顔を見せる坂下サトさん=3月20日、鹿児島市星ケ峯2丁目
鹿児島県は、県内に住む100歳以上の高齢者の状況をまとめた。「敬老の日」の15日時点で2091人と、記録が残る1989年以降で最多。前年度より66人増え、2年連続で2000人を超えた。内訳は女性1857人、男性234人だった。
人口10万人当たりの人数は136.49人で、前年より5.76人増えた。地区別では大島が最多の228.32人で、南薩196.78人、北薩155.43人と続く。最も少ないのは鹿児島で110.41人だった。
本年度100歳を迎える1925(大正14)年度生まれは1日現在、1103人(女性940人、男性163人)。記録が残る2004年度以降で最も多い。
100歳以上は、この10年で1.5倍に増えた。県高齢者生き生き推進課は「医療の向上や生活環境の改善で、死亡率が低下していることが要因」としている。
1日現在の県内最高齢者は、鹿児島市の坂下サトさんで111歳。男性の最高齢は鹿屋市の松園義則さんで106歳。