現場を調べる捜査員ら=10日午前9時44分、鹿児島市桜島
鹿児島市内の住宅で9日午後、住人の70代男性が頭から血を流し、手に拳銃のようなものを持ったまま死亡しているのが見つかった事案について、遺体の発見現場が桜島島内だったことが10日、近隣住民などへの取材で分かった。県警は男性に対する銃刀法違反の疑いも視野に捜査し、拳銃のようなものの特定作業を進めるとしている。
県警は男性の詳しい住所を公表していない。
10日、現場周辺には規制線が張られ、十数人の捜査員の姿が見られた。近くの70代男性は「亡くなった男性は親族と2人暮らしだった。2階で倒れていたと聞いた」と話し、この親族と最寄りの駐在所を訪れて通報したと明かした。
鹿児島中央署によると、死因は捜査中。男性は法律上、拳銃の所持が認められる立場ではなかった。
事案を巡っては、9日午後4時ごろ、手に拳銃のようなものを持って室内でぐったりしている男性を親族が見つけた。