8月の記録的大雨の影響で不通が続くJR日豊線の霧島神宮-国分間について、JR九州は12日、今月20日の始発列車から運行を再開すると発表した。日豊線は全線で開通する。同日からは、重富-竜ケ水間の徐行区間も通常速度に戻す。
JR九州によると、8月8日の大雨による日豊線の鹿児島県内被害件数は、線路への土砂流入などの30件。中でも霧島神宮-国分では線路を支える土台が2カ所崩壊し、復旧に時間を要していた。開通に伴い同区間の代替バスは19日まで。
同じく大雨の影響で土台が崩壊し不通が続く肥薩線の吉松-隼人は、復旧方法を現在も検討中として、年内再開は困難としている。
熊本県八代市と鹿児島県薩摩川内市を結ぶ肥薩おれんじ鉄道も12日、大雨により不通となっていた八代-日奈久温泉(熊本県)間を9月末ごろから再開すると発表した。