4.2キロを泳ぎ切りゴールする参加者=14日午前、鹿児島市吉野町の磯海水浴場
鹿児島市の桜島小池海岸-磯海水浴場間を泳ぐ「第39回桜島・錦江湾横断遠泳大会」が14日あった。新型コロナ禍や悪天候などが重なり、桜島-磯間4.2キロを横断する“フル大会”は、2019年以来6年ぶり。熱い日差しの下、県内外の10チーム約50人が完泳を目指した。
1987年に観光業界有志により始まった大会。2022年、サッカーJ3鹿児島ユナイテッドFCが青年会議所から運営を引き継ぎ4回目となる。新型コロナ禍で20、21年は中止し、22、23年は磯海水浴場発着の周回コースで開催。昨年は、横断の予定だったが悪天候で出発後に中止した。
チームは選手4人、監督1人の5人編成。20〜60代の選手たちは桜島側を次々スタートした。波は穏やかだったが、速い潮の流れに負けないよう声を掛け合いながら泳ぎ、手をつなぎゴールした。
優勝は1時間11分27秒でゴールした霧島市の京セラ鹿児島国分工場と隼人工場の同僚チーム「京セラドルフィンズ」。リーダー江藤大俊さん(49)は「錦江湾の景色を楽しみながら泳げた。感無量」と喜んだ。