垂水市役所
鹿児島県垂水市は17日の市議会一般質問で、7月から一部の課長の管理職手当を8000円引き上げたことを明らかにした。市総務課は「一部管理職の業務が質量共に多くなっており、一律の手当支給が適切と言えない状況」と説明した。
総務課によると、引き上げたのは総務課長や財政課長など5人。他15人の課長と同じ1カ月当たり4万1000円だったが、5人は4万9000円になった。必要経費は2025年度当初予算にすでに盛り込んだとした。
市長や副市長、対象の5人の課長らでつくる経営会議で24年度に決定した。規則改正などで適用が7月になったという。
一般質問で尾脇雅弥市長は「ルールに従って決めた。(5人の課長は)重要案件を審議して決定するという違う責任がある」と答弁し、適切との認識を示した。
「管理職手当が(他市と比べて)高いのではないか」「議会へ説明するべきだった」との質問に対し、同課は「条例で上限を定めている。規則改正は首長の権限」と答弁した。