トカラ群発地震と異なる震源…十島村長「まだ続くのか」――深夜、情報収集に追われる職員 戸惑いと長期化へ懸念募らせる

2025/09/18 05:43
情報収集に追われる役場職員=17日午後10時50分、鹿児島市の十島村役場
情報収集に追われる役場職員=17日午後10時50分、鹿児島市の十島村役場
 鹿児島県十島村諏訪之瀬島で震度5弱の地震を観測した17日深夜、鹿児島市の村役場では職員が情報収集に追われた。悪石島を中心とした群発地震が落ち着きつつあった中での大きな揺れに、戸惑いと長期化への懸念を募らせた。

 村は、午後9時55分に災害警戒本部を設置し、4人以上の職員で対応した。島の防災無線で自主避難を呼びかけ、同10時半現在、諏訪之瀬島の公民館に1人避難した。ボードに各島の世帯数を書き出し、消防団などを通じて島民の安否を確認した。気象庁とは今後も揺れが続くのかどうか、電話で見通しを聞いた。

 久保源一郎村長は南日本新聞の取材に「まだ続くのかという気持ち。震源が群発地震とは異なるエリアと知り、戸惑っている。住民には身の安全を最優先に考えてほしい。迅速な情報収集に努める」と話した。

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