鹿児島県議会議会運営委員会は18日、県警の相次ぐ不祥事を巡る調査特別委員会(百条委員会)の設置を求める陳情を6月に続いて継続審査とした。自民、公明両会派の賛成多数で決めた。
自民県議団の禧久伸一郎議運部会長は「状況の変化が特になく、総務警察委員会での審査や警察の各種取り組みなど状況の推移を見守る必要がある」として継続審査を要求。県民連合の上山貞茂議員は「委員会ではなかなか事実関係が明らかにできない。情報公開をしても黒塗りで十分な情報が得られない状況では、百条委を設置して議論すべき」と採択を求めた。
県警不祥事を巡る陳情は計22件。県議会最大会派の自民が現時点での設置見送りを決めた昨年9月以降に相次いで提出された。