鹿児島市教育委員会は19日、市立小学校で発生した「いじめ防止対策推進法」に基づく重大事態1件の調査が終了したことを、市議会市民文教委員会で報告した。
市教委によると、調査を終えた事案は2023年に発生。当時小学4年だった児童が、同級生5人から悪口やトイレに閉じ込める、蹴るなどされ、登校できなくなったという。学校と児童の保護者で協議し、24年11月から重大事態として調査を開始した。
学校主体の調査委員会は、組織としての情報共有や保護者への連絡、担任への支援体制が不十分だったなどと検証。児童は現在、週3日程度登校できているという。調査報告書は今後1カ月以内に市のホームページで公開する。
市教委が調査中の重大事態は、第三者委主体の7件となった。