生前のスバル(平川動物公園提供)
鹿児島市の平川動物公園は19日、飼育していたレッサーパンダのスバル(雄、15歳2カ月)が17日に死んだと発表した。死因は肝不全。同園は「飼育下での平均寿命は14~15歳。天寿を全うした」としている。
スバルは長野市の動物園で生まれ、2013年5月に平川に来園。その後、2頭の子を残した。8月末から食欲不振などの症状が見られ、園内で治療していたが、9月17日昼過ぎ、息を引き取った。
福守朗園長(54)は「年齢の割に毛並みが良く、かわいかった。長い間、子どもたちの人気者でいてくれて感謝している」と話している。同園で飼育するレッサーパンダはメロディー(雌、8歳)だけになった。