マットレスを空き地で燃やした元市長…竹原市議に判決、罰金50万円――「適切な処理方法であるはずがない」 閉廷後に不満口に…「法の定義が不明確」 鹿児島地裁

2025/09/24 20:36
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 廃棄物を不法に焼却したとして、廃棄物処理法違反(焼却の禁止)の罪に問われた鹿児島県の元阿久根市長で同市議の竹原信一被告(66)=同市脇本=の判決公判が24日、鹿児島地裁川内支部であり、坂口和史裁判官は求刑通り罰金50万円を言い渡した。

 坂口裁判官は判決理由で「焼却の規模は比較的大きく、周辺の生活環境へ与えた悪影響を軽視できない。ベッド用マットレスの金属製骨組みなどが焼け残り、住宅地での焼却が適切な処理方法であるはずがない」と指摘。違法性を否定する被告の主張を退けた。

 判決によると、竹原市議は2024年3月29日、法律で定められた除外理由がないのに、廃棄物のマットレスなど(焼却後重量計120キロ)を市内の空き地で燃やした。

 閉廷後、取材に応じた竹原市議は「焼却できる量など、法の定義が不明確」と判決への不満を述べた。今後の対応については「判決文の内容を精査して決める」と話した。

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