馬毛島・自衛隊基地の港湾工事がストップ――作業船と警戒船が衝突、五洋建設と東亜建設工業が再発防止策を提示へ 九州地方整備局

2025/09/25 20:38
作業船「第八幸洋」(奥)と大破した漁船「新漁丸」の一部(手前)=20日午後2時20分ごろ、馬毛島南方2キロの海域(種子島海上保安署提供)
作業船「第八幸洋」(奥)と大破した漁船「新漁丸」の一部(手前)=20日午後2時20分ごろ、馬毛島南方2キロの海域(種子島海上保安署提供)
 西之表市馬毛島の自衛隊基地建設工事で作業船と警戒船(漁船)が衝突した事故を受け、九州地方整備局は25日、基地建設の港湾工事を事故当日から中断していると明らかにした。

 九地整によると、馬毛島で防波堤や桟橋を建設している港湾施設工事を対象に、事故が発生した20日から中断している。工事受注者の五洋建設と東亜建設工業の共同企業体(JV)が再発防止策を九地整へ示し、安全に工事ができる環境を確保した上で再開する予定。陸上の飛行場施設などの工事は止めていない。

 事故は20日午後0時20分ごろ発生。馬毛島の南約2キロの海上で作業船と工事に関係する船舶の安全な航行を確保する警戒船が衝突した。警戒船の2人が海に投げ出され、1人が頭部や右腕に切り傷を負った。

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