5日間に4回出入り、中止要求に応答なし――中国船が海洋調査か 奄美大島周辺のEEZ内

2025/10/03 07:00
奄美大島沖で確認された中国海洋調査船「向陽紅22」=2日午前(第10管区海上保安本部提供)
奄美大島沖で確認された中国海洋調査船「向陽紅22」=2日午前(第10管区海上保安本部提供)
 2日午前7時55分ごろ、奄美大島周辺の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船「向陽紅22」がパイプのようなものを海中に延ばしているのを第10管区海上保安本部が確認した。同じ調査船によるEEZ内での活動が確認されたのは、9月28、30日、10月1日に続いて4回目。

 10管によると、現場は奄美大島の西約387キロの海域。日本に同意のない海洋調査の疑いがあるとみて、巡視船が無線で中止を求めたが、応答はなかった。調査船は2日午後3時ごろ、中国と日本の地理的中間線を中国側に越えた。

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