(資料写真)鹿児島市営バス
鹿児島市交通局は3日、市バスの運転手が乗客の知人から運賃を取らずに降車させる不正行為があったと発表した。南国交通(同市)に委託している路線で、同社派遣の男性運転手。乗客は同僚とその同伴者だった。未払い分の運賃460円は既に弁済された。
交通局によると、8月4日午後5時半ごろ、31番線(三和町-北営業所)大門口バス停で、運転手が運賃箱を手でふさいで降車を促し、男女2人分の運賃を受け取らなかった。同じバスの乗客から電話で指摘を受け発覚。規定により、運賃の倍の920円が同社から弁済された。
市バスには同社の運転手38人が派遣されている。交通局は「再発防止を徹底し、信頼回復に努める」とコメント。同社を厳重注意した。