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鹿児島県三島村が制定を目指す、インターネットによる誹謗(ひぼう)中傷を防止する条例について、同村議会は3日の最終本会議で、当局に提案を要望する議員発議の決議を可決した。
ネット掲示板で同村の住民や役場職員の個人情報を勝手に公開し、中傷する投稿が相次ぐ。山田和広議員は提出理由を「住みやすい村、働きやすい職場環境の実現」としている。
村は12月定例会での提案を目指す。担当窓口設置や専門機関との連携強化による相談支援体制の整備などを盛り込む予定。11月までに弁護士などでつくる有識者会議を開き、意見公募(パブリックコメント)を実施する。条例が制定されれば、県内初となる見込み。