恐竜の化石が出る島には、伝説のカウボーイの墓がある!? 東京の劇団「南極」が長島町獅子島で長編映画撮影 目指すは全国公開

2025/10/05 11:30
海のそばで映画を撮影する劇団・南極の一行=長島町獅子島
海のそばで映画を撮影する劇団・南極の一行=長島町獅子島
 東京で活動する劇団「南極」の一行が、鹿児島県長島町で長編映画を撮影した。獅子島をモデルにした架空の島が舞台の冒険物語で、2026年以降の公開を予定している。

 タイトルは「チャオ・ヤングの墓」。恐竜の化石が出る島で、伝説のカウボーイの墓を探す若者たちを描くロードムービーという。ロケ隊は18日から長島に滞在し、24日にかけて、豊かな自然を背景に大半の場面を撮影した。23日は獅子島へ渡り、俳優らが海岸を歩いたり、化石を掘ったりする場面を演じた。

 南極は小劇場を中心に活動して注目を集め、初めて映画に挑戦した。団員らと旧知の同町地域おこし協力隊員、渋谷日和さん(25)の紹介で、長島での撮影が決まった。

 脚本、演出を手がける、こんにち博士監督(29)=東京=は「海や山、風車もある長島は、すばらしい冒険の舞台。期待以上の映像が撮れた。僕らが感じた長島や獅子島の良さを伝えたい」と話した。国内外の映画祭に出品し、全国での上映を目指す。

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