センバツ甲子園へ続く道…鹿児島県予選4強出そろう――徳之島が猛打爆発、20年ぶり準決勝進出「自分たちらしく打ち勝って九州大会へ」

2025/10/06 06:26
9回表、徳之島1死二塁、嶋田の二塁打で二走竹下が生還しガッツポーズ=平和リース
9回表、徳之島1死二塁、嶋田の二塁打で二走竹下が生還しガッツポーズ=平和リース
 第157回九州地区高校野球大会鹿児島県予選第13日は5日、鹿児島市の平和リース球場で準々決勝2試合があり、徳之島と樟南が4強入りを決めた。

 徳之島は延長10回表1死二、三塁、竹下の三塁打などで3点を挙げ、尚志館を10-7で下した。樟南は先発全員の15安打と打線が奮い10-3で国分中央に快勝した。

 第14日は9日、同球場で準決勝2試合がある。決勝に進んだ2校が九州大会(25〜31日・宮崎県)に出場する。



 打撃が自慢の徳之島が最終盤に本領を発揮した。9回に長打2本、延長10回にも三塁打を放ち勝ち越し点を奪った。尚志館と同じ14安打を放ち、20年ぶりの4強進出を決めた。地頭所監督は「最後までバットを振り抜くことを徹底できていた」とたたえた。

 9回裏に3点のリードを追いつかれても、「まだ野球ができる」「ここからが勝負」と声が飛び交う。スタンドからも指笛が鳴り響き、前向きな雰囲気が絶えなかった。

 10回表、1点を挙げさらに攻撃は続き1死二、三塁。竹下は「ここまで粘った長尾を楽にさせてあげたい」と直球をフルスイング。左中間への三塁打で2点を加えた。

 完投した長尾は「打線のおかげで余裕を持って投げられた」と、援護してくれた打線に感謝した。嶋田主将は「自分たちらしく打ち勝って九州大会に行く」と意気込んだ。

鹿児島のニュース(最新15件) >

日間ランキング >