巡視船が中止求めたが航行続ける――奄美大島のEEZ内に中国海洋調査船 パイプのようなもの…同意ない調査か、9月下旬以降6回目 10管

2025/10/05 20:49
奄美大島沖で確認された中国の海洋調査船「向陽紅22」=5日(第10管区海上保安本部提供)
奄美大島沖で確認された中国の海洋調査船「向陽紅22」=5日(第10管区海上保安本部提供)
 5日午前6時40分ごろ、奄美大島周辺の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船「向陽紅22」がパイプのようなものを海中に延ばしているのを第10管区海上保安本部が確認した。同じ調査船は9月下旬以降、EEZ内での活動が確認されており6回目。4日からは2日連続となる。

 10管によると、現場は奄美大島の西約380キロの海域。日本の同意のない海洋調査の疑いがあるとみて、海上保安庁の巡視船が無線で中止を求めたが、応答はなかった。午後6時現在、中止要求を続けている。

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