奄美大島沖で確認された中国の海洋調査船「向陽紅22」=5日(第10管区海上保安本部提供)
5日午前6時40分ごろ、奄美大島周辺の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船「向陽紅22」がパイプのようなものを海中に延ばしているのを第10管区海上保安本部が確認した。同じ調査船は9月下旬以降、EEZ内での活動が確認されており6回目。4日からは2日連続となる。
10管によると、現場は奄美大島の西約380キロの海域。日本の同意のない海洋調査の疑いがあるとみて、海上保安庁の巡視船が無線で中止を求めたが、応答はなかった。午後6時現在、中止要求を続けている。