巡視船が中止求めたが応答なし――中国調査船、確認から26時間後にEEZ離れる 第10管区海上保安本部が発表

2025/10/06 22:39
奄美大島沖で確認された中国の海洋調査船「向陽紅22」=5日(第10管区海上保安本部提供)
奄美大島沖で確認された中国の海洋調査船「向陽紅22」=5日(第10管区海上保安本部提供)
 第10管区海上保安本部は6日、鹿児島県奄美大島周辺の排他的経済水域(EEZ)内で、パイプのようなものを海中に延ばしているのが確認された中国の海洋調査船「向陽紅22」が6日午前9時ごろ、中国と日本の地理的中間線を中国側に越えたと発表した。

 10管は5日午前6時40分ごろ、奄美大島の西約380キロの海域で調査船を確認していた。同じ調査船は9月下旬以降、EEZ内での活動が確認されており6回目で3日連続。同意のない海洋調査の疑いがあるとみて、巡視船が無線で中止要求を続けていたが、応答はなかった。

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