名月の下、元気なかけ声で踊りを披露する子どもたち=6日午後6時48分、南九州市知覧の中福良地区公民館
国の重要無形民俗文化財「南薩摩の十五夜行事」の一つ「ソラヨイ」が6日夜、鹿児島県南九州市知覧であった。中福良地区では、少子化により今年から女子の踊り手も本格参加。中秋の名月の下、稲わらで作った帽子をかぶって踊り、収穫への感謝と豊作を祈った。
小中学生13人が参加し、女子は体操服、男子はわら装束と白ふんどし姿で入場。「それは良い」を意味する「ソラヨイ」のかけ声で四股を踏むような踊りを披露した。6年浮邉菜緒妃さんは「みんなと息を合わせて踊るのは楽しかった」と話した。同日は打出口集落でもあった。