8月の大雨で通行止め続く鹿児島県央の国道2カ所、いつ復旧? 姶良市・網掛橋は数カ月後 国道223号は10月下旬にも片側通行に

2025/10/07 23:50
復旧工事が進む網掛橋=7日、姶良市加治木
復旧工事が進む網掛橋=7日、姶良市加治木
 8月の大雨から8日で2カ月たつが、鹿児島県央の国道2カ所で通行止めが続いている。姶良市加治木の国道10号網掛橋は9月中旬に本格工事に着手し、通行再開には数カ月かかる見通し。霧島市牧園町宿窪田を含む国道223号は10月下旬にも片側通行になる見込み。

 鹿児島国道事務所によると、網掛橋は橋の土台を支える川底のくいが露出しており、鉄の板で囲った後、セメント系の充填(じゅうてん)剤で埋める工事を予定している。

 川底に想定以上の堆積物があった上、橋の下は作業空間が限られるため、鉄板の設置が難航。長さ12メートル、幅40センチの鉄板を計232枚打ち込む工程だが、場所によっては分割した鉄板を溶接しながら進める必要があるという。

 24時間体制で臨み、鉄板設置の進捗(しんちょく)率は10月6日現在53%。工事完了までには鉄板設置からさらに約2~3週間かかるとみている。

 約2.2キロで通行止めが続いていた国道223号について、県姶良・伊佐地域振興局は、片側通行に向けてのり面の土砂を固める工事を進めている。

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