徳之島沖で確認された中国の海洋調査船「同済」=14日(第10管区海上保安本部提供)
14日午後7時ごろ、徳之島沖の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船「同済」が船尾からワイヤのようなものを海中に延ばしているのを第10管区海上保安本部が確認した。9月下旬以降、奄美大島沖のEEZ内で7回にわたり活動が確認された「向陽紅22」とは別の調査船。
10管によると、徳之島から西に217キロの海域。日本の同意のない海洋調査の疑いがあるとして、海上保安庁の巡視船が無線で中止を要求し、応答があった。内容は非公表。約2時間半後、ワイヤのようなものが海中に延びていないことを確認した。