鹿児島県庁
20日から始まる自衛隊統合演習について、立憲民主党鹿児島県連は16日、訓練場以外での訓練(生地=せいち=訓練)が県内で多く実施されるにもかかわらず、国に直接抗議しなかったとして塩田康一知事宛てに抗議文を提出した。
県連の柳誠子代表らが県庁を訪れ、危機管理課に手渡した。演習は過去最大規模で県内の民間空港や港湾、海岸などを使う。塩田知事は3日、統合幕僚長宛てに住民の安心・安全確保対策7項目を要請した。
柳代表は「知事はすぐ防衛省へ出向き、生地訓練が増えていることを抗議すべきだった」と指摘。「万が一、県の要請事項を国が守らなければ訓練停止を求めてほしい」と訴えた。
県連は、中谷元・防衛相に対しても国の情報提供は訓練直前で内容も乏しいなどとする抗議文を郵送した。