標高を記した部分が修復される紫尾山頂の標柱=さつま町平川
さつま町は、北薩最高峰の紫尾山頂(同町平川)に立つ木製の標柱を修復した。「標高1067M」と記された部分がはがれて読めなくなっていたため、同じ文言を入れた板を新たに張り付けた。補修を望む声が上がっていた。
丸太3本を組み合わせた標柱は高さ最大2メートルで、町が管理する「紫尾山頂公園」内にある。「紫尾山頂」の文字や町花サツマカンランの絵が彫られ、旧山崎中学校の1964年の卒業生が2014年に建立したと記されている。
腐食なども進み、ここ数年は標高の部分が確認できなかった。来訪者から「記念の写真を撮る絶好のスポットなのに残念」との声が上がり、町が8日、縦約70センチの板を張って修復した。
町担当者は「行楽シーズンでもあり、晴れた日には桜島や霧島連山が望めるので、ぜひ足を運んでほしい」とPRした。山頂に向かう道路は改良工事のため、10月末から年末まで通行止めになる。