霧島連山・新燃岳噴火警戒レベル2へ引き下げ 警戒範囲2キロに縮小 山体膨張を示す地殻変動が停滞、火山ガス放出量も減少

2025/10/17 12:09
霧島連山・新燃岳=10月17日午前11時45分(気象庁ホームページより)
霧島連山・新燃岳=10月17日午前11時45分(気象庁ホームページより)
 鹿児島地方気象台は17日、鹿児島、宮崎両県にまたがる霧島連山・新燃岳(1421メートル)の噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)へ引き下げた。山体膨張を示す地殻変動が停滞し、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も減少しているため。大きな噴石が飛散する危険がある警戒範囲を火口の半径3キロから2キロに縮小した。

 気象台によると、新燃岳深部のわずかな膨張は7月上旬から停滞、火山ガスの放出は9月以降やや少なくなっていた。

 新燃岳は6月23日に火山ガスの放出量が急増し、気象庁は噴火警戒レベルを2から3へ引き上げていた。

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