2025年2月28日、乗用車とトラックが衝突した事故現場=午前0時25分ごろ、鹿児島市下荒田1丁目(画像は一部加工してあります)
酒気を帯びてトラックに衝突する物損事故を起こしたとして、道交法違反(酒気帯び運転)の罪に問われた、東京都渋谷区、元フリーアナウンサーの会社員女被告(43)の裁判で、鹿児島地裁は17日、懲役8月、執行猶予3年(求刑懲役8月)の判決を言い渡した。この日が初公判で、即日判決となった。
検察は冒頭陳述で、「知人宅でワインボトル1本、焼酎を1、2杯飲んだ。知人が手配したタクシーに乗らず、近くに止めていた車を運転した」と述べた。被告は起訴内容を認め、被告人質問で「被害者に、お世話になった放送局に迷惑をかけた」と謝罪した。
検察は論告で「運転に緊急性はなく、危険かつ悪質」と指摘。弁護側は「前科もなく反省しており、社会的制裁も受けた」として寛大な判決を求めた。
判決によると、2月27日午後11時ごろ、鹿児島市下荒田2丁目の市道で、基準値の0.15ミリグラムを超える酒気を帯び、乗用車を運転した。