2023年に新築移転された県立薩南病院=南さつま市加世田村原4丁目
鹿児島県議会決算特別委員会が17日開かれ、2024年度病院事業について当局は、診療報酬の個人負担分の累計未収金が1億627万円に上ったと説明した。
県によると、前年度より未収金は704万円(7.09%)増加した。県は未収削減のため、25年1月から患者の医療費の滞納リスクを民間事業者が保証する「連帯保証人代行制度」を5病院で導入。9割以上の患者が利用しているという。県立病院課は「クレジットカード決済の導入や、悪質な債務者に対する法的措置などの対策に努める」とした。
県立5病院の24年度決算の経常収支はマイナス24億2500万円で、2年連続の赤字となった。
同日は病院、工業用水道の両事業の決算を認定し、全ての決算審査を終えた。