ばぁば100歳、ひ孫は4歳…ひとつ屋根の下に大正、昭和、平成、令和――4世代家族は4元号そろい踏み 鹿屋・樋脇さん一家

2025/10/21 17:03
大正、昭和、平成、令和生まれがそろう樋脇光明さん一家=鹿屋市横山町
大正、昭和、平成、令和生まれがそろう樋脇光明さん一家=鹿屋市横山町
 鹿児島県鹿屋市横山町の樋脇光明さん(66)宅は家族8人が一緒に暮らし、大正、昭和、平成、令和の4元号の生まれがそろう。母親で最年長のキクエさんは1日に100歳の誕生日を迎えた。96歳差の4世代が和気あいあいと過ごしている。

 キクエさんは1925(大正14)年生まれ。次男の光明さんや孫の葛迫めぐみさん(42)ら4人が昭和、めぐみさんの長男青初(せいは)さん(12)と長女キコさん(10)が平成、次男の李月(いつき)ちゃん(4)が令和の生まれだ。

 キクエさんは戦前、旧海軍鹿屋基地で働き、戦後は落花生やサツマイモを栽培した。2年ほど前に足の骨折で入院したものの、無事に退院。元気の理由は毎晩飲むビールだという。

 ひ孫に当たる青初さんたちの面倒を見るのも欠かさない。「宿題をやりなさい」とせかす一面もある一方、年末は年越しそばを打つところから教えているという。

 光明さんは畜産業を営む。めぐみさんは手伝いをしつつ、市内の習字教室で指導を受け持つ。めぐみさんの子ども3人はいずれも空手を習い、キコさんは「警察官になりたい」と話す。

 1日に自宅でキクエさんの誕生会を開き、一家8人に親戚も集まって盛大に祝った。光明さんは「家族が多いと、いろいろなことを話したり教えてもらったりできる。これからも仲良く過ごしたい」と話した。

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