見頃を迎えた大久保集落のヒマワリ=27日、鹿児島県南九州市川辺町本別府
鹿児島県南九州市川辺町本別府の大久保集落で、秋のヒマワリが見頃を迎えている。季節外れの花畑で来訪者を呼び込もうと、地元自治会が企画して14年目。1.1ヘクタールの休耕田に4回に分けて種をまき、約12万本が順次開花する。ヒマワリと青空のコントラストを11月10日ごろまで楽しめそう。
花畑を一望できる集落の広場に10月25日からテントを設け、住民が交代で農産物の販売や知覧茶の提供を開始。27日は広場からのんびり花を眺めたり、畑に足を踏み入れてカメラに収めたりする人が見られた。
鹿児島市平川町から訪れた田尻司(70)さん、優子さん(68)夫妻は「毎年の楽しみ。涼しい気候で心地よく、とても癒やされる」と花畑を見つめた。
花は1人5本まで持ち帰り可能で、運営継続のために寄付も募る。11月2日は花畑の一角で、午前11時半からミニコンサートを開催予定。