26日に西之表市のホテルであった馬毛島先遣隊新設を記念する懇親会
鹿児島県西之表市馬毛島の自衛隊基地整備に関連し、馬毛島先遣隊の新設を記念した懇親会で、空自の西部航空警戒管制団が種子島の3市町長や業界団体代表らを無料招待した件で、中種子町は27日、会場となったホテルに会費相当分を支払ったと明らかにした。南種子町も支払う方向で調整している。
懇親会は西之表市で26日にあり、アルコールを伴う飲食(1人当たり約6000円)が提供された。同団は「経費は全て自衛隊側が負担する」としていた。
中種子町は田渕川寿広町長と職員の計7人が出席。それぞれ会費分を個人負担すると事前に決めており、27日に納めた。町の担当者は「応分の負担をするべきだと判断した」と話した。
小園裕康町長ら5人が出席した南種子町は27日、実費を支払うことを決め、同団と協議している。
西之表市は「接待だと受け止められかねない」とし、八板俊輔市長と職員の計6人分を25日にそれぞれの私費でホテルへ支払った。
同団はホテルとの契約を変更し、総額から各市町関係者らの支払い分を差し引いて対応する方針。