鹿児島県警は30日、SNS(交流サイト)型投資詐欺で県内の50代女性が約2900万円をだまし取られたと発表した。「LINE(ライン)で投資グループに誘導され、金をだまし取られる被害が多い」と注意を呼び掛けている。
県警組織犯罪対策課によると、女性は7月上旬、SNSで見つけた投資関連の投稿をきっかけに、投資家やそのアシスタントと名乗る者とラインでやりとりを始め、グループラインにも参加した。1年後には1000万円が6倍以上になるという話を信じ、指示通りに暗号資産取引所や株取引のアプリをインストール。9月中旬までに計11回、指定されたアドレスに暗号資産を送金し、だまし取られた。
女性が出金しようとした際に「税金がかかる」と言われて被害に気付いた。同課は「だまされないためにも、面識のない相手とSNSで安易にやりとりしないでほしい」と訴えている。