今こそ拉致問題を ブルーリボンステッカーの姶良市公用車駆け巡る 支援者が提供「他の自治体も貼って」

2025/11/08 21:00
姶良市の公用車に貼られたブルーリボンステッカーと作製した森山博行さん=良市役所
姶良市の公用車に貼られたブルーリボンステッカーと作製した森山博行さん=良市役所
 姶良市は、北朝鮮による拉致被害者の救出を求める運動のシンボル「ブルーリボン」のステッカーを公用車3台に貼っている。「問題の風化を少しでも防ぎたい」と支援者が作製し、10月に提供した。

 作製したのは拉致問題の情報収集や啓発に取り組む「特定失踪者家族を支援する会鹿児島」の森山博行代表(60)=鹿児島市上荒田町。これまではバッジが定番で、よりさまざまなものに付けられるシールタイプを500枚作った。

 1978年に日置市の吹上浜で拉致された増元るみ子さん=当時(24)=の両親が住んでいた姶良市にまずは提供し、7日には市の担当者に追加の30枚を贈った。森山代表は「他の自治体も公用車に貼ってほしい」と呼びかけた。

 姶良市は募金や署名に協力したり、パネル展を開いたりして拉致問題の周知に取り組んできた。湯元敏浩市長は「市民がステッカーを見ることで拉致問題が話題に上るきっかけになるのではないか」と期待した。

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