アイドルファン装い、フィッシングサイトに誘導し暗証番号盗む――銀行に不正アクセスして利益を得た疑いで17歳少年を再逮捕 鹿児島県警

2025/11/13 21:24
 自作のフィッシングサイトで得た情報を使い、他人の銀行口座から現金を不正に送金したとして、鹿児島県警サイバー犯罪対策課と日置署は13日、不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで、千葉県大網白里市、無職少年(17)を再逮捕した。被害総額は約1300万円に上るとみられ、日置市でも同様の被害が確認されている。

 再逮捕容疑は、2024年11月12日ごろ、千葉県在住の30代女性の暗証番号でインターネット上の銀行口座に不正アクセスし、別の名義人口座に現金1万8000円を振り込み、不法な利益を得させた疑い。

 同課によると、現金は暗号資産の売買に使われた。少年はアイドルグループのコンサートの同行者を募集するとした偽りの情報をX(旧ツイッター)に投稿。関心を示した女性をフィッシングサイトに誘導し、暗証番号などを盗み取った。不正利用に気付いた女性が千葉県警に相談した。同県警の他、福岡など計8県警による合同捜査。

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