夜の天文館を練り歩く踊り連=2日夜、鹿児島市東千石町
鹿児島の秋の風物詩「おはら祭」が2日夜、鹿児島市の天文館一帯で始まった。色とりどりの衣装をまとった約80団体5250人が夜の電車通りを練り歩いた。3日は本まつりがある。
おごじょ太鼓の演奏後、7時半から「ヨイヨイヨイヤサー」のかけ声に合わせ、踊り始めた。鹿児島ハンヤ節などが流れる中、その場で回ったり、手をたたいたりしながら、桟橋通り交差点から高見馬場まで約1.5キロを進んだ。
鹿児島奄美会として参加した日置市の畠山ほずみさん(58)は「島の人たちと交わって郷土に思いをはせた。沿道の人が毎年多くなっている気がして盛り上がりを感じる」と話した。
本まつりは総踊りが午前10時45分と午後1時20分から。マーチング演奏やテンポが速いダンス「オハラ21」もある。周辺は交通規制される。