鹿児島大空襲では、自宅に火の手が迫った。姉の言いつけで腰巻を竹ざおにくくって、玄関前に立てた。「火の魔物が忌み嫌う」からだという。怪しい話も信じるしかない。必死だった。

2025/07/14 10:00
自宅があった近くの公園で、警戒警報も空襲警報も鳴らなかった夜を語る下池和善さん
自宅があった近くの公園で、警戒警報も空襲警報も鳴らなかった夜を語る下池和善さん
■下池和善さん(81)日置市東市来町長里 1945(昭和20)年6月17日夜の鹿児島大空襲は、空襲警報もなく始まった。午後11時ごろ窓に稲光が走り、爆発音が聞… [続きを読む]

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