東電、地下水浄化試験 「除去性能は十分」

2014/08/22 21:11
 福島第1原発の汚染水対策として建屋周辺の井戸「サブドレン」などから地下水をくみ上げ、浄化した後に海へ放出する計画で、東京電力は22日、浄化設備の試験結果を発表し「(放射性物質に対する)十分な除去性能を得られた」と強調した。

 東電は、25日の福島県漁業協同組合連合会(県漁連)の会議で、結果について説明し、放出への理解を得たい構えだが、風評被害への懸念から漁業者の反発も予想される。

 東電によると、地下水を浄化設備に通した結果、セシウム134と137のほか、ベータ線を出す放射性物質も、1リットル当たりの濃度は検出限界値未満だったという。

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