日仏、原子力安全で協力強化 科学技術、アフリカ支援も 

2015/10/05 20:36
 フランスのバルス首相(左)を招いて開かれた夕食会で乾杯する安倍首相(中央)=5日夜、首相公邸
 フランスのバルス首相(左)を招いて開かれた夕食会で乾杯する安倍首相(中央)=5日夜、首相公邸
 安倍首相は5日夕、フランスのバルス首相と官邸で会談し、東電福島第1原発事故の教訓を踏まえ、原子力エネルギーの安全性向上に関する協力を強化する方針で一致した。経済成長をにらんだ科学技術分野や、アフリカ支援など幅広い分野での連携も確認した。両政府は会談に合わせ、イノベーション(技術革新)やアフリカ開発をめぐる合意文書を交わした。

 安倍首相は会談冒頭で「日仏の協力強化は双方のみならず、世界全体に意義深い」と強調し、バルス氏は「数多くの分野で関係強化が期待される」と応じた。

 原子力安全の分野では、廃炉の技術開発や人材育成、使用済み核燃料の処理で協力するとした。

「主要」ニュース(最新15件) >

日間ランキング >