原発事故の閉店補償訴訟で和解 ドラッグストアのツルハと東電

2016/10/21 12:30
 東京電力福島第1原発事故で福島県内の5店舗が営業できなくなったとして、全国でドラッグストアを展開するツルハ(札幌市)が東電に約7億円の損害賠償を求めた訴訟は21日、札幌高裁(佐藤道明裁判長)で和解が成立した。ツルハ側の代理人弁護士が明らかにした。

 一審札幌地裁でツルハ側は、休業損害や閉店に伴う逸失利益などとして計約12億4600万円を請求。今年3月の判決は「事故後1年間分の休業損害と、逸失利益としてはその後の2年間分が請求できる」として約2億円の賠償を命じた。その後、ツルハと東電の双方が控訴していた。

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