記者会見を終え、記念写真に納まる(左から)九州電力の貫正義会長、池辺和弘取締役常務執行役員、瓜生道明社長=23日午後、福岡市
九州電力は23日、瓜生道明社長(69)の後任に取締役常務執行役員の池辺和弘氏(60)を昇格する人事を発表した。管内で再稼働を目指していた原発4基全ての再稼働のめどが立ったことで経営を刷新する。6月就任予定で社長交代は6年ぶり。福岡市で記者会見した池辺氏は「エネルギーサービスで日本一の会社にしたい」と意気込んだ。
瓜生氏は代表権のある会長に就く。貫正義会長(73)は相談役に退く見通し。
瓜生氏は池辺氏を後任の社用に抜てきした理由について「知識もあるが、視野の広さが突出している。今後の難局を乗り越えられる」と述べた。